能登半島沖地震 震災支援報告② 緊急事態時の自己回復力について

どこの学校さんも、校長先生 & 養護教諭などをはじめ、先生方がこころから出迎えてくださり、本当に感謝でした。
私が、生徒さんや先生方へお伝えさせて頂いた内容を順に紹介したいと思います。
一つは、飯塚も東日本大震災での被災者であること。自宅は全半壊、断水状態が続き、お風呂も2週間は入れず、トイレも使用不可だったので、小は外、大はビニール袋にしたこと。
二つ目、被災時に起こる、緊急事態だからこそ起こる特徴的なこころの状態の説明をさせていただきました。
以下、順に、内容を書かせていただきます。
自己回復力について
例えば、辛かったり、悲しかったり、イライラしたり、眠れなかったり、様々な(-)な気持ちや反応が起きるけれど、それは脳の防衛反応として起きることだから、当たり前あること。
ケガをした時に、痛み、恐怖、不安、辛さ等々を感じるのは、意味があり、
それは「命の力=自己回復力」がケガをした所に働くために必要な反応であること。
痛みなど、(-)の感覚があるのは、“命の力”が働くために必要な感覚であり、だからこそ、生き物は(-)感覚があること。
ただ、それを「感じないようにしよう」「感じてはいけない」「ポジティブでいなければならない」など無理を重ねていると、
「命の力=自己回復力」が働きにくくなってしまうので、自分の気持ちのありのままを誤魔化さないこと。
…③に続く